■セッション概要
昨今保健医療分野における可視化・分析・共有ツールとしてGISが徐々に認知されつつあります。本セッションでは、地域医療をテーマに、GISを効果的に活用されている方々をお招きし、活用方法や活用事例を共有する機会として開催いたします。
■講演
◇「和歌山県における救急医療へのアクセシビリティの現状と課題」
和歌山県立医科大学 地域医療支援センター 特別研究員 熊谷 美香 氏
和歌山県の二次医療圏の一つである有田医療圏を対象とし、GISを用いて救急告示医療機関からの移動時間に基づく到達圏と実際の搬送に要した時間とを比較検証し、救急医療へのアクセシビリティの現状と課題について報告する。
◇「行政の情報を見える化して地域保健・医療の取り組みに生かすには」
島根大学疾病予知予防プロジェクトセンター 准教授 濱野 強 氏
GISを活用することで地域での取り組みがより効率的、効果的に推進できないだろうか。本セッションでは、島根大学疾病予知予防プロジェクトセンターが中山間地域に位置する自治体と進めてきた事例について紹介する。
◇「地域医療におけるGISの役割とESRIジャパンの取り組み」
ESRIジャパン株式会社
地域において充実した医療サービスを実現するためには、現状の課題をきちんと抽出することが不可欠である。課題を抽出するためのツールとしてのGISの利用場面の紹介と保健医療分野におけるESRIジャパンの取り組みについて紹介する。
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