札幌市では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に対応する中で、宿泊療養施設における療養中患者の毎日の健康観察に、ArcGISを活用した健康観察アプリ「COVIDヘルスチェッカー(愛称:こびまる)」を早い段階から活用していました。
この健康観察アプリ「こびまる」は、札幌医科大学において開発し、ESRIジャパンの協力の元、札幌市において利用しているものです。ArcGISを活用することで、宿泊療養施設の運用の効率化と確実な健康チェックの両面を実現するアプリを短期間に開発することができました。今後は、高齢者施設における健康観察においても「こびまる」を活用し、感染予防によるクラスター対策に応用していく予定です。その概要を紹介します。